12.たね
作詞:木谷雅
作曲:木谷雅
腐ったって人は人間という名を
捨て切れはしないのさ
あがいても涙を流してみても
理解ってくれやしない気持ちを無駄にはしない
神は少し不平等に
幸せのたねをまき散らした
だけど君の黄金色の
その胸の光を見ているからね
大人への階段を
一段飛ばしで駆けては来たけれど
スピードの速さで
花畑に気付けなかった悔しさを
何かと引きかえに
暮れゆく今日に
さよならを云いながらね 祈りをまるめて
近い未来 小さな約束だけでも
笑っていられるさ
何でも紙一重のこの時代に
善と悪の境ははっきりさせなきゃ
神は少しいたずらに
夜空の星をかすませていく
でもね君のささやかなる
明日への夢なら輝かせている
そしていつも黄金色の
その胸の光を見ているからね
知ってるからね
いつか花を咲かす光のたねを
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